泥棒日記

デッキ構築型カードゲーム「ドミニオン」の個人反省ノートです。

●念視の泉、宰相、神託、執事、錬金術師、庭園、義賊、狩猟団、へそくり、貢物(属州/ポーションあり)

http://dominion.isotropic.org/gamelog/201202/03/game-20120203-233952-b5b50f64.html

 

相手の初手:銀貨-銀貨

自分の初手:銀貨-銀貨

 

初手銀銀から、目指すはお互いに狩猟団。先日紹介した“Combo of the Day #28: Hunting Party/X”狙いだ。

 

結局自分が敗れたのだが、プレイングの違いは以下の部分。

 

1. 自分の第3ターン、続く相手の第4ターンで、お互いに6金が出た。ここで自分は金貨を買ったが、相手は狩猟団を買った。

2. 狩猟団の相方となるアクションカードとして、自分は執事を選んだ。相手は義賊だった。

 

 

まず1つ目について、自分が狩猟団よりも金貨を優先したため、狩猟団争奪レースで後れをとった。結果、狩猟団は相手6枚、自分4枚となった。狩猟団の枚数が足りなかったため、属州購入後の失速が早まったことが敗因の1つだろう。狩猟団の枚数が揃えば、6金分のコインをドローしてくることは容易いため、売切が見込まれる狩猟団の購入を優先するべきだった。

 

2つ目。執事は、コインと圧縮の目的で入れたカードだった。しかし狩猟団で回転する早い場で屋敷を廃棄すると、その廃棄した分の得点差で敗れるのではないかという懸念があった。かといって銅貨を圧縮すると、このターンで狩猟団が買えなくなってしまう。結果として、執事は2コインか、もしくはシャッフルタイミングを合わせるだけのためのドローとして使われた。つまり、ほぼ銀貨と同等の価値しか持たなかった。

一方、相手の義賊は1コインしか生まないものの、連打すれば銅貨でこちらのデッキを分厚くし、回りを邪魔する効果があった。それから、こちらの方が重要だが、ごくまれに銀貨金貨を奪うことがあった。狩猟団デッキは少ない銀貨金貨でデッキを運用するため、銀金を奪われることは大きな痛手となる。もちろん数少ない銀金にそうそうあたるものではないが、しかし狩猟団デッキでは、たった1枚のアクションを毎ターン打つことができる。繰り返し義賊を打っていれば、いつかは当たるのだ。こうして、銀貨2枚、金貨2枚を奪われた。

 

さて。ではどうすればよかったか。

執事ではなく、相手と同じ義賊に行く手はあっただろう。この場合、銅貨の押し付け合い、銀金の奪い合いの泥仕合だ。運のいい方が勝つだろうが、狩猟団が少ない自分は不利かもしれない。

あるいは、不利を承知で執事で屋敷圧縮に向かう、とか。狩猟団で先行された時点で、このまま普通にプレイすれば負ける、という判断はできる。どうせ不利ならば、屋敷廃棄でデッキを回りやすくすることに賭ける、というのはどうだろう。ただ、義賊に銀金が当たりやすくなりそうで怖いが。

 

他のアクションカードの可能性は? 貢物は、銅貨の比率が高いデッキでは2コインに終わることが多そうだが、終盤、失速したころに4金出たりすれば大きい。ただ、5コストでは狩猟団の購入が優先されるため、買っている暇はなさそうだ。狩猟団の相方は、3,4コストのカードがベストだろう。

 

執事と同じ2コイン出す目的ならば、宰相があった! 狩猟団打ち終えたところで宰相を打てば、山札をリフレッシュすることができる。圧縮しない限りにおいては、執事よりも宰相の方が強さは断然上だ。

 

他のアクションカードは微妙だ。念視の泉、錬金術師は遅い。それに、アクションが減らないドローカードは、狩猟団デッキを阻害こそしないものの、それほど役にも立たない。仮想コイン系アクションの方が、狩猟団との相性はよい。神託のようなターミナルドロー(アクションの増えないドロー)は狩猟団デッキに向かない(神託で狩猟団を引いてくると損なので。特にそのドローでシャッフルが入ると最悪)。

 

こうしてみると、狩猟団の相方は、第1に義賊。次が宰相となりそうだ。

 

 

なお、義賊が泥棒だったときにはどうか? 義賊と異なり、泥棒は銅貨に当たった時に相手を圧縮してしまう。それから、コインを生み出さない。圧縮は、泥棒を連打していれば銀金にブチ当てる可能性を高めるので、必ずしも悪いとはいえないが、果たして。自分なら泥棒よりは宰相を選ぶが、相手に泥棒を選択されるのは非常に嫌な気がする。