○公爵夫人、貧民街、交易路、農村、労働者の村、研究所、保管庫、農地、拡張、行商人（属州）
http://dominion.isotropic.org/gamelog/201202/06/game-20120206-055953-9c08e8b1.html
相手の初手：農村-貧民街
自分の初手：銀貨-労働者の村
初手の労働者の村は、行商人購入への布石だ。
行商人を使う作戦の場合、行商人自体の1ドロー・1アクション・1コインの効果に期待するよりも、何か別の使い方ができないかを考えるべきだと思う（ もちろん、1ドロー・1アクション・1コインとして用いて、強い戦い方もあるが。 http://humbert0225.hatenablog.com/entry/2012/01/17/004239 ）。
たとえば、行商人を改築して属州を手に入れるとか、弟子のエサにして大量8枚ドローとか以前敗れた引揚水夫・行商人も有力な狙いだ。
http://humbert0225.hatenablog.com/entry/2012/01/14/132901
今回目指したのは、行商人・拡張。大量に集めた行商人を拡張しまくって、速攻で属州を集める作戦だ。
しかし、結果としてうまくいかなかった。行商人と拡張を同時に引いてこれず、結局ほとんどコインで属州を買った。他のアクションカードに寄り道しながらも勝ち切れたのは、相手のプレイが甘かったからであって、できる相手には確実に負けていただろう。
うまく回せなかった理由は明らかで、圧縮しなかったからだ。圧縮すれば、自然と行商人と拡張が手札に揃いやすくなる。
圧縮用カードには交易路がある。序盤の交易路はコインを生み出さないが、そのかわり購入権が増える。労働者の村や貧民街を購入しながら交易路圧縮を進めれば、アクション4枚重ねて購入権3つ、4つくらいの手はすぐにくるだろう。そうしたら0コストになった行商人を複数入れながら、さらに行商人を集める。行商人を集める過程で7コイン出たら、拡張を入れ始める。拡張の枚数は2、3枚だろう。途中、ドローサポートとして研究所を入れてもよい。材料が揃ったら、ここからは行商人を拡張し始める。村系や研究所を行商人よりも先に打つようにしながら（行商人を打ってしまうと、拡張できなくなるので、なるべく他のカードから打つ）、拡張-行商人が揃ったら、行商人を廃棄して属州を獲得していく。
実際に一人回ししたログがこれだ。
http://dominion.isotropic.org/gamelog/201202/06/game-20120206-060707-b9aeb7d7.html
14ターンから属州を買い始め、15ターンで属州5枚、公領1枚、農地1枚を獲得できた。
属州を買い始めるターンがかなり遅いが、そのかわり材料がそろってからは早い。農地の力も借りながら、この後ほぼ失速せずに17ターンで属州8枚獲得できた。
実戦ではおそらく、相手の進行状況も見ながらのプレイングになるだろう。となると、やはり、属州を獲得し始めるのが遅いのが気になる。行商人と拡張ということであれば、どちらかというと植民地場で輝く作戦のような気がする。
ところでこのサプライで見える有力な作戦としてもう一つ、保管庫-農地がある。
手順はシンプルで、4金以下は銀貨、5金は保管庫、6金は農地を獲得するというものだ。
で、保管庫を打って2ドローした手札6枚に、農地と銀貨があればOK。
農地・銀貨・＋＋・＋＋・＋＋・＋＋（保管庫プレイ中）
4カードを捨てて、銀貨を出して6金。
この6金で農地を購入し、手札の農地を「耕す」ことによって、属州を手に入れることができる。
16ターン属州4枚、農地3枚。保管庫は4枚入れた。
http://dominion.isotropic.org/gamelog/201202/06/game-20120206-081617-25ec98fd.html
これは金貨も入れながらのプレイング。15ターン属州4枚、農地2枚。
http://dominion.isotropic.org/gamelog/201202/06/game-20120206-061428-f8331afc.html
まぁ、決して弱くはないが、かといって思ったほど強い作戦でもなかったりする。やってみて結構がっかりした。
この作戦、終盤まで、それこそ属州8枚枯らせるまであまり失速しないという点で優れてはいるのだが、ドミニオンは決して一人で属州8枚枯らせるようなゲームではないというところが大きな欠陥である。
保管庫-農地プレイに向かうならば、おそらく、4金以下銀貨・5金保管庫・6金金貨・8金属州という通常の保管庫ステロイドプレイをしながら、金貨込みで9金出た時に、6金で農地→金貨を属州に、というオプションをとるのが基本となるのではないか、と思われる。
