泥棒日記

デッキ構築型カードゲーム「ドミニオン」の個人反省ノートです。

○礼拝堂、停泊所、借金、男爵、偵察員、密偵、玉座の間、都市、値切り屋、商船(属州)

http://dominion.isotropic.org/gamelog/201201/23/game-20120123-045659-3590e850.html

 

自分の初手:礼拝堂-銀貨

相手の初手:銀貨-礼拝堂

 

初手、礼拝堂-銀貨からコインを集める強圧縮プレイ。ドミニオン基本セット発売以来、連綿と受け継がれてきたクラシカルな手筋で勝利しました。

 

相手はコイン以外にいろいろなカードを入れていました。買ったカードは都市、男爵、値切り屋、停泊所、商船、玉座の間。

まず、都市は絶対に買ってはいけません。都市が強いのは、山切れが起きそうなサプライのときです。相手(この場合、自分)が礼拝堂圧縮にいっているのだから、枯れるカードがあるとすればまず属州です。つまり、都市の追加効果を得ることはできません。

 

男爵も微妙です。屋敷を捨てて4コイン、+購入の効果は優秀ですが、男爵・屋敷とそろって4コイン出せるということは、銀貨2枚分の効果です。礼拝堂圧縮ならば、銀貨2枚は簡単に手札にそろいます。またドローカードがないこのサプライでは、男爵の+購入効果を生かして13金(属州・公領)や16金(属州×2)を作ることも望めないでしょう。

 

値切り屋は、自分は買いませんでしたが、銀貨の代わりに1枚入れてもよかったかもしれません。序盤の礼拝堂以外にアクションカードを使う予定はなかったので、アクションが重複してカードが腐る現象も起きません。値切り屋込みで属州を買って金貨獲得、は非常に有効な作戦でした。

 

停泊所は、コインが余った時に買う分にはよいカードですが、礼拝堂圧縮の場合はおそらく買うタイミングがないでしょう。

 

商船は、終盤の失速を回避するのにはよいかもしれません。ただ、終盤ならば多くの場合公領を買った方がよさそうですが。あるいは値切り屋同様、銀貨の代わりに1枚、序-中盤に入れる手はありそうです。値切り屋と両方入れる手はなさそうですが、果たしてどちらがよいでしょうか。

 

玉座の間は、この場で組み合わせて使いたいのは唯一、商船ぐらいですが、単純な礼拝堂圧縮を避けてまで、わざわざ玉座-商船を狙いに行くようなサプライでもありません。デッキを玉座2枚・商船2枚のみにして、毎ターン交互に玉座-商船を打ち続けることで8金出す作戦もありますが、それも策士で手札10枚になっている、等の条件がないと不可能でしょう。

 

というわけでこのサプライは、礼拝堂圧縮から値切り屋、もしくは商船を1枚だけ入れる、というのが自分の考えです。値切り屋と商船、どちらがよいかは難しい問題ですが、自分は値切り屋推しでいきたいと思います。

 

なお金貨や属州の獲得に出遅れた時に、わずかなチャンスに賭けて、密偵を入れてみる手はあるかもしれません。たとえば値切り屋込みで金貨を買ったとき、銀貨ではなく密偵を入れてみる、とか。